冬でも全居室18℃以上を維持
太陽熱利用システムの販売などを手がけるOMソーラー(静岡県浜松市)は昨年10月、暖冷房、給湯、熱交換換気を一台で担うシステムOMXを発売した。東京大学大学院工学系研究科・前真之准教授と共同開発したもの。同製品の特徴と、温熱環境の課題について聞いた。
夏はヒートポンプを利用して冷房しながら、室外機から発生する熱を使って給湯できる
室外機の熱を給湯に
同システムの大きな特徴は、夏はヒートポンプを利用して冷房しながら、室外機から発生する熱を使って給湯できる点だ。室内の空気は熱交換した上で屋根から排気する。取締役で情報企画部部長の村田昌樹氏は「室外機からの熱風はヒートアイランドの原因になってしまいます。でも、この製品はその熱でお湯を沸かすことができる。省エネにもなるし、世の中のためにもなります」と語る。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1652号(2025/06/09発行)3面
-
1641号(2025/03/17発行)16面
-
WEB限定記事(2025/03/14更新)
-
1640号(2025/03/10発行)7面
-
1640号(2025/03/10発行)2面