神奈川県全域と東京都町田市を中心にプロパンガスを供給するカナジュウ・コーポレーション(神奈川県横浜市)は、リフォーム売上高9億9000万円の改修事業にも強い企業だ。施工事例写真へのこだわりなどがリノベーションの受注につながっている。
写真映えに注力
施工事例はプロのカメラマンが撮影した写真のみを掲載する。「写真映え」を意識したアイテムを取りそろえる
同社の会社全体売上高は30億円、そのうちリフォーム売上高が9億9000万円を占める。主な工事内容は水回り機器の交換だが、リノベの受注に注力している。主なターゲット層はマンションに住む50〜60代。さまざまな工夫を行い、平均単価は約250万円から約350万円に向上した。
リノベ受注の強化策として、昨年ホームページをリニューアルした。リニューアルでこだわった点は、プロのカメラマンが撮影した施工事例写真のみ掲載すること。以前は営業担当者が撮影した写真を掲載していたが、イメージ戦略のためSNSも含めて掲載しない。さらに常務取締役住宅環境営業本部長の加藤克巳氏は「写真映えを研究している」と語る。「写真映え」するアイテムを取り入れたリノベ事例を掲載すれば平均単価が上がると仮説を立て、プランナーが写真映えするアイテムを約3カ月に1回の頻度で数万円ほど購入。現在、ル・クルーゼのケトルや観葉植物などを取りそろえている。加藤氏は「アイテムは営業ツールなので、コストをかけてでもしっかりそろえて写真を撮影しています」と語る。リニューアル後、問い合わせ件数はあまり変わらないが、平均単価が約250万円から約350万円へと向上した。
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