ガス顧客宅の訪問点検を中心にリフォーム事業を展開している東京ガスエコモ&アイホールディング(神奈川県横浜市)はこのほど、横浜市洋光台のショールームを全面リニューアルした。太陽光発電や蓄電池、エネファーム、電気自動車、V2Hを導入することで、自立電源を確保し、停電時でも事業継続を可能にした。
太陽光、蓄電池・EVを設置
大型モニター設置
電気自動車(EV)と電気自動車のバッテリーを非常時の電源として活用する「V2H」システム
屋上には太陽光発電機を設置して、停電時でも事業継続を可能に
建物は4階建てで、1階がショールーム、2階が事務所となっている。3階、4階はこれから活用する。ショールームの広さは約100平方メートル。
今回のリニューアルは、地域住民の防災拠点としての機能を強化することを目的としている。省エネや災害対策を重視し、最新設備を導入。災害時にも自立電源を確保し、事業を継続できるよう設計した。「地震や台風などの非常時こそ、私たちは動かなければなりません。災害時に事業が停止すれば、ライフラインの1つであるガスの供給も滞ってしまいます。東日本大震災の経験を踏まえ、電源確保の重要性を痛感しました」と執行役員リフォーム営業部の松尾秀紀部長は語る。
ショールームには非常時に備えた設備が揃っている。例えば、屋上には太陽光発電機を設置。蓄電池、家庭用燃料電池「エネファーム」、電気自動車(EV)、電気自動車のバッテリーを非常時の電源として活用する「V2H」システムも導入。これにより、停電時でも事業継続が可能となる。「災害時にはお客様にもスマートフォンの充電などで活用していただけます」と松尾部長は話す。また、平常時でも日常で使用する電気消費量の約15%を再生可能エネルギーでまかなう。
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