「改修適齢期」住宅、年9000棟規模に
注文住宅大手のタマホーム(東京都港区)はリフォーム事業が好調だ。2019年6~8月期の第1四半期のリフォーム売上は前年比42%増の14億6000万円と大幅増収。通期では前期の55億円を2~3割上回り60億円を超えそうな勢いだ。
リフォーム売上高推移
同社は5年ほど前にリフォーム事業を本格化。2016年度は45億円、2017年度は53億円、2018年度は55億円と着実に右肩上がりで売上を伸ばしてきている。
増収の大きな要因が12万棟超あるタマホームの新築OBへのアフター提案だ。同社にはホームファインという新築後の点検とメンテナンスを担当する約350名の部門があり、全国の65支店に配属されている。彼らは築後1年目、2年目、5年目、10年目に訪問する。特に瑕疵担保責任期間が切れる10年目に、さらなる10年の延長保証の提案を積極的に行っている。床下の防蟻処理、外装と屋根の劣化診断と補修などを条件に保証期間を延長。さらに、外壁塗装や水回りの提案なども行う。「約180万~200万円の改修工事につながっている」(担当者)
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