ホームテック(東京都多摩市)の業績が好調だ。昨年夏から3店舗出店した小型店舗(1店舗あたり10〜20坪のサテライト店)の寄与などにより、今期は前年度比20%増となる40億円以上の売り上げに達する見込み。来期も小型店の出店を引き続き進めていく。
月6000万円の店舗も
ホームテックでは昨年の7月より、東京の杉並区、府中市、世田谷区桜新町とサテライト店の出店を進めてきた。これらの店は大型店の商圏内でありながら、店から遠いため顧客をつかみにくかったエリアでの需要拡大が目的だ。特に最初に出店した杉並店は好調で月に6000万円を売り上げた時もある。
「杉並店はほかのサテライト店よりも規模が大きく7名のスタッフが在籍していることもありますが、客層が良く単価が高いため、初年度から黒字になるかもしれません」(石原直之取締役部長)
サテライトで獲得した見込み客は大型店に導き、実際の商品を見せながら成約につなげている。このように地域での顧客数を増加させていき、1店舗あたり年間売り上げ10億円(大型店)という目標を達成させていく考えだ。
「来期は大型店1店とこのサテライト店を4、5店出したいと思っています」と石原取締役。同社では現在、6店舗の大型店を展開しているが、まだ、サテライト店を1店も持たない店が半数あるため出店余地は大きい。今後も定期的に大型店の出店を考えているため、小型店と合わせ店舗開設が加速していきそうだ。
こうした店舗拡大を進めるために、人材採用にも力を入れている。今年度は中途で10名以上を採用しており、4月には15名新卒社員が入る予定だ。

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