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エス・バイ・エル減収減益

エス・バイ・エル減収減益

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 ヤマダ電機グループ傘下の住宅メーカー・エス・バイ・エルが発表した2013年2月期決算は、売上高が398億円、経常損益が6億7000万円の赤字に終わった。2012年2月期に決算日を3月末から2月末に変更し、変則決算となり、前期との比較はしていないが、「減収減益で計画未達」(松田佳紀社長代行)だった。リフォーム事業の売り上げも72億円と、当初計画を下回った。

エス・バイ・エル決算 概要

 ヤマダ電機本体の2013年3月期連結決算も、主力商品の薄型テレビの不振や、住宅事業など新規事業で先行投資がかさんだことから、62%の大幅減益だった。

 未達要因として松田氏は、

  • ヤマダ電機とのシナジー効果が体制整備の遅延などから十分上がらなかった
  • 先行投資による経費増大も重なった  ―― 等を指摘。

また、ヤマダ電機とのシナジー効果については「リフォーム事業の売り上げが20%増え、一定の効果があった」としながらも、「まだ不足で30%以上の売り上げ増を目指す」と強調した。

 ヤマダ電機店舗内で展開する「トータルスマニティライフコーナー」は、現在115店舗に設置しているが、7月末までに200店舗に拡大する予定で、同コーナーでの拡販によるリフォーム事業の強化を図る。また、6月から「ヤマダ・エスバイエルホーム」に社名変更し、ブランド価値向上に取り組む。なお、松田氏は5月28日開催の株主総会において、代表取締役社長に就任する予定。

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