注文住宅やFC事業を展開するアエラホーム(東京都千代田区)は昨年12月、60周年商品としてカリフォルニア工務店(東京都世田谷区)と連携し、規格住宅「THE CA.(ザ シーエー)」を発売した。同社の住宅性能とカリフォルニア工務店のデザイン性を掛け合わせ、従来とは一線を画す住宅を提供する。
独特の屋根形状のモデル「ヒルトップモダンハウス~西海岸の今~」
同商品は、カリフォルニア工務店が提案する4つのスタイルをパッケージ化。カリフォルニア工務店らしい開放感を追求したデザインを、アエラホームがこだわる安全・安心工法で作り上げるのが特徴だ。今回提供する4つの住宅モデルは、パッケージ化することで従来、カリフォルニア工務店が提供する住宅と比較し、手頃な価格帯に設定。サーフィンや山登りなど多趣味な人に向け、遊び倒せる住宅を提供していく。
今回のコラボ企画は2023年6月に就任した中島秀行新社長の下、住宅性能と品質を土台に新たなニーズを模索するために始まった。同社CSR部の大森幹郎部長は「当社の住宅にはデザイン面に課題があると感じていました。カリフォルニア工務店のデザインや世界観を取り入れ、一緒にやっていけるのは画期的」と話す。
一方、カリフォルニア工務店はアメリカ西海岸の住まいを、日本の住宅や環境に合わせて提供してきたが、断熱などの住宅性能に弱点を持っていた。同社で設計を手掛ける柳田大介ディレクターは「住宅性能という自分たちが持ってないものすべてをアエラホームが持っていました。タッグを組むことでウィンウィンの関係で商品作りができます」と話す。
当面はアエラホームの直営店で販売するが、直営店がないエリアではフランチャイズ展開も図る。また、間取りなどのプランを増やすことも検討していく。
今後は、購入したオーナーが集まる「LIVETHE LIFE CLUB」を創設。カリフォルニア工務店が主催するイベントやアクティビティを通して、オーナー同士の交流を深めていく。
アエラホーム CSR部 大森幹郎部長
カリフォルニア工務店 柳田大介 ディレクター
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