家電量販店最大手のヤマダ電機は従来の約2倍の住宅関連売り場を持つ新店を11日にオープンさせた。店舗面積の約5分の1がリフォームや新築に関する展示となる新型店で、事業売り上げ拡大に向けたモデル店とする方針だ。
新店の立地は埼玉県新座市。約300坪の専門売り場に、キッチンやバスといった水回り商材から、太陽光、蓄電池といった省エネ商材まで幅広い展示がしてある。今まで住宅関連売り場である「トータルスマニティライフコーナー」の平均面積は、100~150坪だったため、2倍以上の面積となる。リフォーム時に最新の冷蔵庫や洗濯機などの買い替えも推進する考えで、同時提案できる作りが特長だ。
埼玉・新座の新店舗
ヤマダ電機では、ハウスメーカーのエル・バイ・エル(現ヤマダ・エスバイエルホーム)や住宅設備メーカーのハウステックを子会社化し、住宅事業の強化を進めてきた。2012年春には、「トータルスマニティライフコーナー」の第1号店を開設後、今年7月時点でその数を164カ所まで、増やしている。今期中にその数を190カ所まで広げる計画を打ち出している。
リフォームについては、店舗で派生する500万円を超える大型リフォームをヤマダ・エスバイエルホーム、それ以外をヤマダ電機が請け負う形であり、大型工事に関しては今年度40億円の売り上げ目標を掲げている。
また、店舗の駐車場にモデルハウスの設置も開始。今年度中にその数を10カ所とする。開設場所は、新築・リフォーム事業を行う店舗を主体としながら、既にヤマダ・エスバイエルホームがモデルハウスを展開する拠点以外とする。

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