大手ハウスメーカー6社の第1四半期決算が出そろった(2014年4月~6月間)。5社のリフォーム売上高が増収だった。ただし、消費増税の影響もあり、伸び率が1ケタにとどまる企業が多かった。大和ハウスグループは2ケタの伸びで好調だった。
大手ハウスメーカーの1Q決算

大和ハウスグループのリフォーム売上高は前年同期比116.3%の213億円。増収要因は、築20年以上を超えた建物の設備機器リフォームが伸びた。さらに賃貸住宅の資産価値の向上につながるリフォームをキャンペーンとして展開したことも寄与した。
積水化学工業は前年同期比104.4%の260億円だった。築15~25年の20万戸に対して提案を強化したことが増収要因。また、太陽光発電システムや蓄電池などのスマート系商材の売れ行きが好調だった。
ミサワホームグループは同88.9%の121億円。消費増税の影響で減収となった。4月からは「エムスマートリフォーム」として住宅のスマート化を推進していた。今後は増員を図り、営業を強化する。
旭化成リフォームは同105.3%の118億円。増収になったものの、受注は消費増税前の駆け込み需要の影響で計画値に届かなかった。
住友林業グループは、同103.6%の110億円。首都圏を中心に人員を拡充したことが増収につながった。また、中古住宅の再販事業「foRestia(フォレスティア)」の販売が堅調だった。
パナホームグループは同105.8%の100億円。全国で開催したフェアや相談会が好評だった。4月より強化しているマンションリフォームも増収要因。
なお、積水ハウスグループは第1四半期が2月~4月。この間の売り上げは同131.2%の369億円だった。

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