滋賀県の匠工房(野洲市)が3月から展開している水まわり専門店「リライト」(大津市)が好スタートを切った。
月間売り上げは当初計画の1500万円に300万円ほど届かないものの、「需要開拓」の狙い通り、顧客の7割がリフォーム未経験者となっている。既にOB客からの引き合いも出てきており、売り上げの1割をリピーターが占める。
「月60件ぐらいの工事がありまして、これは、従来店舗の倍です。つまり、2倍のスピードでOB顧客数を増やせています」(加賀爪宏介社長)
月間の設備別販売数は、トイレ10台、洗面7台、給湯機5、6台、バス4、5台、キッチン・ガスコンロ各3、4台。スタッフ数は、4月に入った新卒社員を入れて4人。単価は15~18万円となる。
「粗利は計画の35%に届かず30%ほどですが、徐々に商品の扱い数を増やし利益を増やしていきたいと考えています」(加賀爪社長)
「リライト」は、キッチン、バス、トイレなど水まわり商材だけを専門に扱う店舗で、格安航空会社のピーチを参考にコンセプトを構築した。飛行機に初めて乗る人を取り込む戦略のピーチと同じく、リフォームを初めて行う人の集客を狙う。そのため、ポロシャツの制服とした上、建物外観を紫とし、キャッチーな見た目を採用した。

制服はポロシャツ、店舗も紫でキャッチーに
匠工房は、滋賀県を中心に6拠点を展開する企業。リフォームだけではなく、新築、不動産も取り扱い、総合的に住宅事業に取り組む。前期売り上げ(8月決算)は、約24億円。

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