≪テーマ: 健康な暮らし、必須要素は「話・食・動・眠」≫
「生涯健康脳」をリフォームで実現へ
◆今週のゲストコラムニスト◆
高齢者入浴アドバイザー協会 鈴木知明代表理事
お風呂で亡くなる高齢者を減らそう―――。年々増える高齢者の入浴事故を減らそうと、今年の3月に立ち上げられたのが一般社団法人高齢者入浴アドバイザー協会(東京都中央区)だ。入浴や温泉に関する資格を10種以上持つ鈴木知明代表理事は、このたび入浴事故の実態と対策をまとめた書籍「高齢者の安全 入浴に関する教本」を発刊。安全な入浴方法を啓発する「アドバイザー」を育成し、お風呂での不慮の事故を減らしていこうとする取り組みだ。「リフォーム会 社の方もお風呂を提案する際には、入浴の仕方までアドバイスしてほしい」と、鈴木氏は呼びかける。
交通事故の4倍超
「入浴で亡くなられる方は年に1万9000人と推定されています。これは交通事故で亡くなる方の4倍以上」と鈴木氏は話す。もはや家で亡くなる人の方が交 通事故よりも多い。この危険性はプロは知っていても、一般の方にはまだまだ知られていないことが問題だと鈴木氏はいう。

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