KBIS(キッチン・バス・インダストリーショー)訪問記 vol.3
~ライフスタイルとデザインのトレンド~
多くのキッチン取材をしている私の目から見ると、アメリカの住まいとキッチンのスタイルは思ったよりも画一的です。何と8割以上がトランジション(モダンとクラシックの移行期スタイル)かトラディショナル。
アン・サック社 キッチンの壁面はバックスプラッシュと呼ばれ、装飾的なタイルやセラミック材を貼るのが主流
その中でも人気があるのがファームハウススタイル。これはポートランドやサンフランシスコなどの西海岸や大都市の郊外で、ローカリティを重視した感度の高い人のおしゃれな住み方と位置付けられていて(日本で湘南や倉敷に住む感じ?)これまでのトラッドとは少し違う感じです。一方、直線的でミニマルなヨーロピアンモダンは都市型集合住宅の改装やペントハウスなど、従来の富裕層のものという印象でした。
コンテンポ社 ファームスタイルのエプロンシンクがアメリカの主流。デザインも機能も進化中。

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