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電話一本、住まいの悩みを解決セコム×LIXIL

電話一本、住まいの悩みを解決 セコム×LIXIL

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セコム(東京都渋谷区)とLIXIL(東京都千代田区)は「くらしテル」(東京都渋谷区)を設立し、リフォームを含めた住まいの困りごとを解決する総合生活サービス「生活太助」の提供を4月2日から開始した。3年後には同事業で年間依頼数2万3000件、200億円の売り上げを目指す。

右からLIXIL藤森義明社長、くらしテル三澤敏宏社長、同中島一彦副社長、セコム前田修司社長
▲右からLIXIL藤森義明社長、くらしテル三澤敏宏社長、同中島一彦副社長、セコム前田修司社長

「生活太助」はユーザーからの連絡を受ける窓口をコールセンターに1本化。キッチントイレの小修繕や鍵が壊れたなどのトラブル、ハウスクリーニング等の困りごとを一括で解決できるサービスだ。契約はくらしテル自身が施主と結ぶので、アフターフォローまで、同社が責任を持つ。

連絡を受けたあとは「家事サポート」「突然のお困りごと」「シニアサポート」など8つに分けたセグメント別に適したパートナー企業に仕事を振り分けて対応する。

もともとセコムではセコムホームサービスという名称で、トラブルや家事のサポート事業を行ってきたが、LIXILが加わったことで住宅の営繕や住まいの省エネリフォームなどサービスの内容の拡充につながった。リフォームは窓・ドアの修理などの修繕工事を中心に行い、徐々に窓フィルムの施工や内窓設置、キッチンやトイレ交換などの工事に広げていく考え。施工はLIXILが構築しているグループ企業が行う。将来的には大型工事の受注も見込む。

「LIXILは2010年度1兆2000億円から5年計画で3兆円まで売り上げを伸ばす中期計画を立てています。その中で成長事業に参入し、国内事業の売り上げ2兆円を目指しています。そのためにはリフォーム市場に向けて動かないといけません」(LIXIL、藤森義明社長)

サービス開始後は利用者を増やすため"春掃除"という仕掛けも行う。通常大きな掃除は年末に行う風習があるが、転職や転勤など生活の変わるタイミングの春に掃除を行おうという趣旨だ。

新会社の資本金は1億円(セコム60%、LIXIL40%)。当初は東京、名古屋、大阪の三大都市と政令指定都市からサービスを開始。1年後には全国展開を計画している。

≪「生活太助」が行うリフォームの価格表(一部)≫

  • 窓・ドアの修理 ... 1万4250円
  • 窓フィルムの施工 ... 3万1500円+2万6250円/㎡
  • 外付けスクリーン トステムフレシェード ... 3万5000円~
  • キッチンリフォームサンウエーブサンヴァリエ(リシェル) ... 72万5500円~
  • システムバスルーム INAX(ラ・バス) ... 92万6000円~
  • 超節水タンクレストイレ INAX(サティス) ... 28万8500円~
  • リビング、健康建材  INAX(エコカラット) ... 9万3000円~
  • リフォーム玄関ドア トステム(リシェント) ... 29万7500円~
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