日本屋根外装工事協会(坪井進悟会長)は、3月23日にシンポジウム「取り戻せ日本の誇り~美しい日本の原風景を次世代に継承するために~」を開催、全国から屋根瓦・外装工事関係者約200人が参加した。東日本大震災後、誤解や風評被害による「瓦離れ」を危惧し、次世代へ瓦文化をどのように継承していくべきかについて、三州、淡路、石州の三大産地より各工業組合の理事長を招きパネルディスカッションを開催した。
最後には「次世代の瓦文化/生業のグランドデザインを描く会」を立ち上げ、製造・販売・工事の垣根を越えて、以下の3つの課題に取り組んでいくことを宣言した。
- 震災復興過程での緊急対応やその後の復興の街づくりへの積極的な取り組み
- 歴史的街並み保存や世界文化遺産指定地域の景観維持に不可欠な伝統的日本瓦屋根保存技術の維持継承
- 国の重要政策の一つである国際観光振興(ビジットジャパン)の景観的魅力を支える日本瓦の重要性に対する国や自治体、市民、観光業界、まちづくり専門家等への理解醸成と連携したアピール

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