LIXILが支援、「栃木リノベ25」始動
住宅の性能向上リノベーションのプロジェクトが広がりつつある。昨年10月、LIXIL(東京都江東区)はプロジェクト「栃木リノベ25」を始動した。どのような戦略を展開するのか聞いた。
会員企業にリノベーション体感ハウスを提供
体感モデルハウスを提供
同プロジェクトは、性能改善やインテリアリフォームなど大型リノベーションの受注獲得をするためのノウハウ習得を目的とし、栃木エリア独自の工務店会を構築するというもの。リノベーション体感ハウスを軸に、同社が工務店会への支援施策として、売り場、ツール、人材育成を一連のパッケージで提供する。会員企業のリノベーション受注獲得スキルを高め、地域のリフォームビジネス活性化を狙う。
体感ハウスは、築25年の分譲住宅をリノベーションしたもの。改修では、室内に趣味やペットのための土間スペースを設け、回遊動線によって使い勝手が良く、広く感じられる間取りにするなどした。1階は床、壁、天井を高性能グラスウール24Kで断熱し、2階は一部屋断熱、窓だけ断熱、断熱なしという部分断熱の比較ができる仕様だ。
館内説明用のツールも整っており、施設や空間、展示物を説明するパネルやボードが設置されている。また、タブレット端末により、360度カメラのビフォー画像の視聴などが可能だ。さらに、スマートスピーカーによって音声でエアコンや照明、カーテンなどをコントロールできる。

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