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東北イノアック、東北生まれの断熱材好調

東北イノアック、東北生まれの断熱材好調

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燃え広がらないから安心

 東北イノアック(宮城県遠田郡)の高性能断熱ボード「サーマックス」の販売が好調だ。高性能断熱ボードは、欧米を主として既に海外ではスタンダードとなっている。日本で取扱いを開始したのは同社が最初。近年では、溶接火花が断熱材に着火したことが原因の現場火災やビル火災なども頻繁に起こっており、サーマックスの火が付かないという特色に注目が集まっている。

東北イノアック 1200℃のバーナーで燃焼から4分後1200℃のバーナーで燃焼から4分後。内部への炎の侵入を遮る

 従来品よりもさらに難燃性・防炎性を高めた超難燃高断熱ボード。特徴は(1)難燃性・防炎性が高いため1200℃のバーナーで5分間燃やしても樹脂が炭化し形状を維持する、(2)ガラス繊維補強PIRフォームの両面に樹脂補強アルミ箔を施しているため遮熱性に優れる、(3)防湿性にも優れる。

 「断熱性を高めた製品は他社からも発売されているが、弊社は強みである難燃性・防炎性をさらに高め、他社との差別化をはかっている」(高機能材料事業本部環境事業営業部・岡田道治部長)

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