セリュール、高齢者向け玄関用電子錠を拡販

ジャパン建材と連携

　リフォームでも取り付けができる玄関用電子錠を累計8万台販売してきたセリュール（東京都中央区）は、4月より新商品「Jo-XI（ジョーエックスワン）」の販売を本格化している。大手住設建材流通会社ジャパン建材と連携し、工務店に提供を開始した。

高齢者向けに利便性を向上

　同商品は、テンキーによる暗証番号入力またはスマートキーを所持している状態で開閉ができる電子錠だ。今回は従来商品よりも約半分のサイズに小型化し、より高齢者向けにバージョンアップしている。

　テンキーを押すと発光するライトが、太陽光が差し込んでも見えるほか、スマートキーを持つだけでなくタッチすることで開錠できるよう改良した。

　「1年間かけて実際に年配の方によるテストを重ね、利便性の向上を図ってきました。今後は一時取得層向けの商品も提供していく予定です」（長島理恵社長）

　既存のドアに穴を開けて挟み込むように設置するタイプのため、これまでは専門の施工業者に施工を依頼していた。しかし、今後は工務店が直接施工できるようにマニュアルを作成し配布する予定だ。