営業利益173%増の20億1500万円
三協立山(富山県高岡市)が2020年5月期の決算を発表した。連結売上高は前年同期比7.1%減の3136億9100万円、営業利益は同173%増の20億1500万円、経常利益は同161.6%増の16億1100万円、純利益は15億3300万円の赤字(前期は14億1900万円の赤字)となった。
営業利益の大幅な増収は建材事業による影響が大きい。建材事業は競合環境の激化などによりしばらく不安定な状態が続いていたが、今年度は経費の効率化や生産コストダウン、一部商品の価格改定などにより好調。前期から38億円増の45億円と、大幅な利益を生み出した。全体で見るとコロナウイルスの影響を受けた国際事業が足を引っ張ったが、それでも前期比12億円増の20億円を計上した。しかし純損失においては、子会社の減損や株式評価損の発生などにより15億3300万円と、赤字が続いている。
なお、2021年5月期の業績予想については、新型コロナウイルス感染症による影響額を合理的に見積もることが困難であることから未定とし、業績予想が可能になった段階で速やかに公表。
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