サンゲツ(愛知県名古屋市)は、8月4日、2021年3月期第1四半期の決算を発表した。連結売上高は、前年同期比9.3%減の352億5700万円、営業利益は同28.4%減の13億4200万円、経常利益は同29.4%減の15億3100万円、純利益は同41.3%減の10億6900万円となった。
壁装事業の売上高は同8.4%減の133億9900万円、床材事業は同11.5%減の95億8900万円、ファブリック事業は同10.4%減の17億5000万円、施工費や接着剤などその他事業は同28.5%減の15億9700万円。これらインテリアセグメントの売上高は、同11.2%減の263億3600万円、営業利益は同28.4%減の13億8100万円だった。
そのほか、エクステリアセグメントの売上高は同9.5%減の37億700万円。海外セグメントの売上高は、同5.1%減の44憶7000万円。また新たに加わった内装仕上工事業を担う子会社フェアトーン社とスペースクリエーション事業部で構成するスペースクリエーションセグメントは、事業領域の拡大で売上高は同78.5%増の10億1600万円の増収。一方、販売費や一般管理費が増加し、営業利益は同49.2%減の2100万円だった。
2021年3月期通期については、連結売上高は同16.3%減の1350億円、営業利益は54.7%減の42億円、経常利益は54.3%減の45億円、純利益は60.6%増の23億円を見込む。
また今期は長期ビジョン達成に向けたファーストステップ中期経営計画『D.C.2022』がスタート。「基幹事業の質的成長による収益の拡大」「基幹事業のリソースに基づく次世代事業の収益化」「経営・事業基盤の強化」「社会的価値の実現」の4つを基本方針として2023年3月期に売上高1720億円、営業利益120億円の目標を掲げている。

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