販売活動制限で苦戦するも営業損失2億円弱まで改善
永大産業(大阪府大阪市)は8月6日、2021年3月期第1四半期の決算を発表した。連結売上高は前年同期比0.3%減の130億4400万円、営業損失は2億1400万円、経常損失は1億9700万円、四半期純損失は2憶1700万円となった。
住宅資材事業を分野別に見てみると、建材分野では銘樹ブランドの強化、内装システム分野では幼稚園・保育園等の園舎や介護施設などの非住宅分野に対応する「セーフケアプラス」の拡大に注力。住設分野ではシステムキッチン「ラポッテ」洗面化粧台「キューボプレーン」などの水まわり製品を強化した。緊急事態宣言の発出を受けたショールームの休館や対面での営業活動自粛の影響があったが、売上高は前年同期比2.9%増の119憶6200万円、事業利益は2憶1300万円となった。
木質ボード事業においては、ENボード株式会社設立に伴う工場閉鎖や新型コロナの影響により、売上高は前年同期比26.5%減の10億3900万円、事業損失は100万円となった。
なお、同社は2020年7月に株式会社ノーリツの連結子会社である株式会社アールビーの事業を一部譲受予定であり、4月に事業運営を担う関東住設産業株式会社を設立している。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)23面
-
1654号(2025/06/23発行)23面
-
1654号(2025/06/23発行)10,11面
-
1654号(2025/06/23発行)8,9面
-
1654号(2025/06/23発行)6,7面