最優秀賞「竹原賞」は鹿児島・田川組
ケイミュー(大阪府大阪市)が開催する「KMEW DESIGN AWARD 2020」の結果が発表された。2020年7月末までの応募期間中に寄せられた1181点の中から、54点の入賞作を選出。最優秀賞「竹原賞」は、田川組(鹿児島県鹿児島市)の「喜入の家III」が受賞した。
最優秀賞「竹原賞」 田川組の「喜入の家III」
同コンテストはケイミュー商品を使った施工事例コンテストで、2019年8月から2020年7月末までに完工した物件が対象。外装の美しさだけでなく、住民の快適性やまちづくりなどの観点からも評価している。今年は新型コロナウイルス感染症の流行を受けて表彰式は開催されなかったが、最優秀賞「竹原賞」対談として、審査員長を務める建築家の竹原義二氏と、田川組(建築部建築部長 一丁田浩志氏、建築部 永野瑞貴氏)の対談映像がケイミューホームページ上で公開されている。映像で竹原氏は「廊下でもなく玄関でもない余白」としての土間の上を片切妻が通っている構造を「只者ではない」と高く評価。また、まちづくりの観点から見ても、外構と外壁の作り方が非常に優れていると話している。外壁はケイミューの「SOLIDO typeM_LAP 鉄黒」、杉板の下見板、リシン仕上げの3種類が組み合わされており、「どんな人がどんな暮らしをしているんだろうと思いを致すような作り」(竹原氏)になっているという。
リフォーム賞はオールハウス(広島県安芸郡)の「オールハウス本社工事」が受賞。「SOLIDO typeM_LAP 鉄黒」を使用し、旧来の社屋をソリッドで重厚な建物へとドラステイックに生まれ変わらせている。

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