コロナ対策で「セカンド洗面」のニーズも
タカラスタンダード(大阪府大阪市)が、リフォームにおけるホーロー洗面化粧台の売り上げを順調に伸ばしている。2020年10月-11月の売り上げは前年比110%超で、中でも中高級価格帯の「エリーナ」「ファミーユ」の2シリーズは、前年比120%を超えた。
同社では、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、こまめな手洗いが推奨されていることが背景にあると分析。感染対策のため来客にも手洗いやうがいをしてもらう必要が生じ、「家族が中心のプライベート空間に近い場所だった洗面所が、今は自宅に来る全員を最初に通す場所」になり、これを機に洗面台のリフォームを検討する人が増えているという。同じ理由で、玄関などに新たに洗面台を設置する「セカンド洗面」のニーズも高まっていると見ている。また、ホーローは表面がガラス質で、アルコール消毒などへの耐性が高く変色・変質しないことも強みとなっているという。

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