家具が置けない場所も有効活用
スペースや用途にあわせてパーツを組み合わせ、自由に収納スペースを創り出せる収納システムがある。ロイヤル(大阪府東大阪市)が提供する「SSシステム」シリーズの「シューノ」だ。店舗向けの陳列金物メーカーである同社が住宅向けに開発した。
少しのスペースも無駄にしない収納を実現
組み合わせが自由なため、デッドスペースになりがちな洗濯機上や階段下なども有効活用できる。「家具が入らないところにもシューノを取り付ければ収納スペースが作れます」と営業本部広報企画室の畑恵介チーフ。レイアウトが簡単に変更できるため、例えばリビングに子供用の勉強スペースを設け、成長したら親の仕事用スペースに変更することも可能だ。
ライフスタイルにあわせてレイアウト変更が簡単にできる
取り外しが簡単にでき、高さなどを好みに調整できる同社の店舗向け商品を、家でも使えたら便利だろうという思いから開発に着手。住宅でも安全に長く使えるように対荷重性能を高め、湿気の多い場所でも錆びにくい表面処理加工を施している。
安全目安荷重50kgのスリムな見た目の「シューノ19」と安全目安荷重100kgでクローゼットなどでも安心な「シューノ32 」の2種類を展開。どちらも木棚を置けるタイプとハンガーが掛けられるタイプがある。畑氏は「形状や穴の位置の間隔など条件を細かく調整し、安全性の検証を重ねました」と語る。
高い耐久性に加え、リーズナブルな価格も特長だ。他社では10万円かかるような収納も3万円台で実現。「商業施設向けに金物を大量生産しているため、コストを下げることができます」(畑氏)

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