室内装飾大手のトーソー(東京都中央区)の2012年度第3四半期の決算は、売上高が160億円で前年同期比3.9%増、経常利益は5億9000万円で同4.4%増と、増収増益だった。
新製品を積極的に投入した結果、主力のカーテンレールが好調で、ロールスクリーンなどの販売が伸びた。省エネ効果の高いブラインド類のシェアも順調に拡大した。カタログ増刷等で販促費が膨らんだが、それを吸収した形で、通期の業績予想は据え置いた。
中長期的に注力している海外市場への取り組みでは、欧州経済の低迷や中国を中心とする新興国の経済成長減速なども影響して、販売は低調に推移した。
今後、海外売上高構成比率の向上に加え、非住宅物件やリフォーム需要の獲得に取り組むことにしている。

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