2023年10月にリニューアルしたタカラスタンダード(大阪府大阪市)の大阪ショールームの来場者数が、1月から3月までの3カ月間で前年同期比113%に伸びていることが分かった。ショールームの面積は170坪。キッチン19台、バス15台を展示し、同社によれば関西最大規模を誇る。
バーカウンターを意識したレイアウトも
家事動線を意識した空間展示を行っている
こだわりは5つの空間展示を用意したことだ。例えば手狭なキッチンを解体移設し、対面式にしたことを想定した展示では、収納スペースや導線を確保し、パントリーも併設するといった形で紹介している。「キッチン単体の展示は減りましたが、家事がしやすくなったリフォーム後をよりリアルにイメージしてもらえるうようにしました。実物をご覧いただいて、来てよかった、とおっしゃっていただける機会が増えました」と、平越木之実主任は話す。
また、同社では初めて、キッチンの間口サイズやシンク、コンロの位置をプロジェクターで確認できる什器を導入した。「ご家庭によってガスやシンクの配置がバラバラなことも多い。サイズに応じてキッチンを映し出すことで、イメージしやすくしました」(平越主任)
店内では多くの場所で清掃性の高さが特徴のホーロー素材「エマウォール」が使われており、来場者は油性ペンで落書きをしたあと、水で濡らした布巾で簡単に落とせることを体感できる。
大阪ショールーム 平越木之実主任

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