有能な建材は、環境性能の高さはもちろん、時間や場所、手間も抑えられる。建材をうまく活用して、低コストで省エネリフォームを実現しよう。
クローズアップ建材 省エネリフォーム提案術
コストパフォーマンスの良い省エネリフォームには、外壁や屋根、窓といった目に見える場所はもちろんのこと、遮熱・断熱材や空調換気機器といった、目立たない部分にどのような素材を用いるかが重要だ。
例えば、省スペースで熱交換率が高く消費電力の少ない換気ができる、遮熱・断熱性能が格段にアップし、有害物質を用いず手軽に施工できるといったものである。ポイントは「建材のもつ省エネ性能だけではなく、施工に伴う時間や工具などのコストも抑えられているか」ということである。案外見過ごされがちな点ではないだろうか。
2025年4月から施行される省エネ法の改正により、すべての新築物件で省エネ基準への適合が義務付けられる。これを受けて既存住宅をリフォームする際、下地材にも耐久性や遮熱・断熱性に優れ、かつ低コストな建材を取り入れることが重要であると力説しておきたい。

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