LIXIL(東京都品川区)がサッシ事業に参入したのは今から、60年近く前の1966年。当時のサッシは、アルミの単板サッシであり、気密、水密、耐風圧などの性能は現在と比べものにならないほど低く、断熱性能は皆無に等しい状況だった。2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、住宅の省エネ性能が向上するなかで、サッシ性能の変化を窓リフォーム商品開発室 開発1G小山晋一郎グループリーダーに話を聞いた。
省エネ関連法案の制定で製品も進化
近年、住宅用サッシは大きな進化を遂げた。1992年の新省エネ基準や1999年の次世代省エネ基準の制定によりメーカー各社は基準に合わせた性能のサッシを開発。近年はその動きが加速し、断熱性能、気密性や水密性などの性能が30年前と比較し、大幅に向上した。では具体的にどのくらい性能値が上がったのだろうか。
(1)サッシのすき間からどの程度空気が出入りするかを示す気密性

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