クリナップ(東京都荒川区)が発表した2024年4~9月期の売上高は、前年同期比400万円減少の635億円。新設住宅着工戸数が低迷や、水回りリフォームの伸び悩みもあり、期初に発表した予想数値に届かなかった。
部門別の売上構成比
売上構成では厨房部門が512億円で構成比80.6%。浴槽・洗面部門が74億円で11.8%。その他が48億円で7.6%だ。
売上高のうち新築が271億円で構成比42.8%、リフォームが332億円で52.3%、その他が31億円で4.9%だった。
営業利益は前年同期比63.8%の3億円だった。原材料の高騰や販管費の増加、需要構造の変化による低価格帯商品の売上構成比増が影響し、利益面で苦戦した。それに加え、投資の大幅増加に伴う減価償却費の増加もあり、減益になった。
この期に行ったトピックスとしては、普及価格帯システムキッチン「rakuera」のモデルチェンジがある。引き出しの高さ設計を変更し、より使いやすく、プランニングしやすくした。
なお、25年3月期通期は、売上高1300億円、営業利益は10億円を見込んでいる。システムキッチン販売数量は23万7000セット、955億円を予想。システムバスルームの販売数量は2万2000セット、115億円の見通し。洗面化粧台の販売数量は7万2000セット、47億円を見込む。
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