各メーカーともスリムながら節水と掃除のしやすさを実現する機能を搭載した最先端トイレに注力している。いま一度、その充実ぶりを確かめよう。
「いかに少量の水で汚れを落とすか」という面では、各社ともに一定の水準に達している。また、ほぼすべての便器に優れた防汚加工がされており、最近の便器は汚れがつきにくいといった感覚は多くの人が持っているといっても良いだろう。
それらに加え、コロナ禍を機に感度が高まった抗菌・除菌機能は進化を遂げている。除菌水の生成により、洗浄時に便座やノズル、便器全体の自動除菌を行う機種も多い。
また、スリムで圧倒的に手入れも楽だが、便座裏や便器外に汚れや洗浄水がはね返りやすいのが課題だった、フチなし形状の便器には、泡による飛びはね制御などを備えたものも登場している。
さらには、便座本体のリフトアップや、ブラシが届きやすいよう一時的に水位を下げられる機能なども多くの商品に搭載されている。手間暇かけずにエコで快適なトイレ空間を維持できる商品を賢く選びたい。

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