ライバル会社の垣根を超え、各リフォーム会社の新人を一堂に集めた合同研修会が進められている。
主催するのはTOTO横浜支社。リフォーム会社ネットワークのTOTOリモデルクラブ神奈川店会の新卒社員をバックアップする試みだ。
お互いに刺激受け成長
マナー・自己紹介研修や1泊2日の設備商品知識体験合宿など、4月からこれまで計4回の研修会が実施された。各10~20名の新卒社員が集まる。次回、6月28日には新商品講習会が行われる。
同支社ではこれまでもさまざまな研修を手掛けてきたが、新人営業マンを合同で研修するという取り組みは初めて。
「2~3年前から新卒採用に力を入れる企業が増えてきました。その流れの中で新人同士を一緒に研修すれば、スキルアップも、横のつながりもできると考えスタートしました」(TOTO横浜支社リモデル営業推進課、杉森悠子氏)。
研修に参加している一社、ゾアコーポーレション(神奈川県横浜市)は4名の新卒を研修に参加させている。「中小零細ではなかなか自社で教育ができないのでありがたい。社員も『他社のマナー・礼儀がすばらしかった』と、合同研修が刺激になっているようです」(加藤一義社長)。
さくら住宅(神奈川県横浜市)の福田千恵子常務取締役は「リフォーム業界で働く最初の一歩として系統立てて商品や建築知識を学べる大変良い機会」と話す。
下期は5年目までの若手社員も加えて、ロジカルシンキング講座、現場写真撮影講座、ITスキルアップ研修、インテリア色彩研修、クレームトラブル解決研修が予定されている。

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