システムキッチン、システムバス等を製造・販売するヤマハリビングテック(浜松市、森定保夫社長)は、MBO(マネジメント・バイアウト=経営陣が参加する買収)を実施し、10月1日付で「トクラス」に社名変更する。これは、投資ファンドの日本産業パートナーズと、同社の親会社だったヤマハが保有する約9割の株式を、経営陣と住友林業、銀行系ベンチャーキャピタル3社による出資、及びデンソーからの出資継続で、9月末までに買い取るもの。
同社はヤマハの完全子会社だったが、2010年にヤマハグループから離れ独自経営に転じ、今回MBOを実施し社名変更に踏み切った。今後は、株式市場への上場も視野に、積極的経営方針のもと、海外展開など新たな事業戦略を展開する。「トクラス」とは、日本語の「...と暮らす」を意味し、2011年11月新たな商品統合ブランドとして立ち上げたのを、今回新商号として採用した。
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