ニチアス減収、建材落ち込み響く《決算発表》

　ニチアス（東京都中央区）の2014年3月期第1四半期の連結決算は、売上高が325億円で前年同期比3.8％減った一方、経常利益は28億円で同2％増え、減収微増益だった。

　新設住宅着工戸数が堅調に推移する中、住宅用断熱材をはじめとする建材の需要が高水準だった。一方、フリーアクセスフロア工事が前年同期に大型物件の完成が集中した反動で大幅に落ち込み、建材部門の売上高が46億円で約10％減少した。

　通期の業績予想は、売上高が1470億円で7.3％増、経常利益は63億円で13％増と、増収増益を見込んでいるが、従来予想を据え置いた。