リフォーム関連の住宅設備機器・建材大手の2013年4~9月期の連結決算が出そろい、消費税増税前の駆け込み需要の効果で、各社とも好決算。業績見通しの上方修正が相次いだ。
住宅設備機器・建材大手上期業績
TOTO、LIXIL、クリナップが業績見通しを上方修正。特にTOTO、LIXILは採算がいいリフォーム事業が伸び、リフォーム比率は、TOTOが7割近く、LIXILが3割を超え、いずれも過去最高水準を記録した。クリナップは経常利益が35億円で、前年同期に比べ66%増えた。
YKK APも、経常利益が100億円で、前年同期に比べ6割増え、タカラスタンダードは経常利益が93億円で、同3割以上増えた。TOTOのシステムバス、タンクレストイレ、LIXILとタカラスタンダードのシステムキッチンなど、リフォーム関連の販売が好調だった。
下期についても「国内事業の好調は持続する」(LIXIL・藤森義明社長)、「大型のリフォーム案件が出てくる」(TOTO・蓮沼彰夫副社長)、とリフォーム需要など好調が持続するとみている。消費税増税の影響については「市況がよければほとんど影響は受けない」(LIXIL・藤森社長)と、自信をのぞかせた。

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