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矢田、500点カーテンサンプル搭載した移動ショールームが自宅に

矢田、500点カーテンサンプル搭載した移動ショールームが自宅に

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 実物のカーテンを自宅でシミュレーションしてみたい―そんな要望に応えてオーダーカーテンの移動ショールームがこのたび誕生した。

 運営するのは、神奈川県に5カ所のショールーム(屋号カーテンファクトリー)を展開する矢田(神奈川県川崎市)。

 車内にはカーテンやレースカーテンだけで500点以上のサンプルが搭載されており、内装や家具との相性を確かめることができる。「年配の方ですと、なかなかショールームまで来ることが大変な方もいらっしゃいます。移動式にすると、自宅にいながら商品を選ぶことが可能です」矢田靖人社長は移動ショールームの役割をこのように話す。

実物を自宅でシミュレーションでき、その場で採寸、見積もりも
実物を自宅でシミュレーションでき、その場で採寸、見積もりも

 プロからの要請での訪問も可能で、先日は、設計事務所から施主と一緒にカーテン選びがしたいと話があった。多種類のカーテンだけではなく、小型のブランドやシェードなども搭載しており、実際に操作性を確認することもできる。調光機能がある特殊なロールスクリーンなどは口で説明が難しいため、「実物を見てもらわないと理解してもらいにくい」と矢田社長は話す。

 採寸し、その場での見積もり提供が可能で、注文してから約12日後の納品(配送・取り付けは別料金)となる。出張可能エリアは、神奈川県の川崎市や横浜市などの東部と東京都の一部。9月21日までは、3窓以上カーテンやブラインドを注文すると出張料3000円が無料となるキャンペーンを実施中だ。今後は、状況に応じ同ショールームの数を増やしていく。

 同社は、約11年前から1窓(2枚セット、横210㎝×高さ250センチまで)1万円というわかりやすい価格帯で、オーダーカーテンの販売を開始した先駆け的存在。1万円という低価格帯を実現しながらも、業界用語で〝3つ山二倍ヒダ〟と呼ばれる、1メートルのカーテンを作るのに2倍の2メートルの生地を利用する製法で製品を提供している。

 低価格帯を実現するため、当時一般的だった見本帳をすべて廃止しコストを削減。ショールームに来てもらいサンプルを見てもらうビジネスモデルを展開した。近年はリフォーム会社からの引き合いも増えている。2014年4月期の売上高は8億6896万円。

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