女性スタッフの活躍の場を広げよう―――そんな活動がYKK AP(東京都千代田区)がブランド展開する窓リフォーム専門店「MADOショップ」で進んでいる。9月2日には関東エリアを対象に初となる「女性の会」を開催。当日は女性同士の交流会のほか、世界イチの平社員として有名な西川順子氏による講演などが行われる。
「リフォーム提案にはエンドユーザーの目線を持っている女性の活躍が重要になります。ただ、MADOショップの女性スタッフは、今まで庶務など事務方に携わっていた方が多く、受付等を担当するにも『どうしたらいいの』と不安を持つ方が多いのです。各地域でそうした女性同士の交流が増えてきています」(MADOショップ推進部・三浦貴大主任)
YKK APのMADOショップのアドバイザーも過半数を超える約65%が女性。チラシを持つのは、中野世津子さん。
例えば福井県では、昨年に「女性部会」が発足した。毎月1回、6社の女性スタッフが集まり、意見交換等を行っている。加えて、今年度は各店舗に訪問し、実際の現場を視察する活動も開始した。また、中部では、販促ツールの品質向上セミナーを開催したほか、九州では工法の研修会などを行っている。
「部会に参加した方からは、自分の意見を会社に言えるようになり、販促物でも考えに合うものを作れるようになったとの話も出ています」(三浦主任)
関東では、各MADOショップが運営する女性部会ができていないことから、「女性の会」の名称で、集まりを開催。約300店舗中、在籍する95人の女性スタッフが対象だ。
MADOショップは、2010年4月に創設された全国組織。現在、流通店を中心に加盟店数は1000店を超えている。

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