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外壁リフォームこそ「上質」にこだわってほしい山本窯業化工

外壁リフォームこそ「上質」にこだわってほしい 山本窯業化工

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 「せっかくのサイディングをリフォームで台無しにしてほしくない。リフォーム時こそデザイン性のある仕上げ材を使ってほしい」―――

山本窯業化工(大阪府吹田市)の山本俊樹社長は、そう力説する。昨年11月に発売の「Reファインシステム」は、外壁サイディングを上質に塗り替えるリフォーム用仕上げ材。骨材そのものの色を生かした「カラーセラミックス」の技術をベースに、サイディングの風合いを損なわず、デザイン性を保ちながらリフォームできる。

外壁サイディングに下地調整剤を塗り、その上に仕上げ材を塗布
外壁サイディングに下地調整剤を塗り、その上に仕上げ材を塗布

 「意匠性に富んだサイディングは新築の家によく使われていますが、リフォームで塗装し直した場合、どうしてもベタッと平面的になり、サイディング独特の良さが失われていました。それを解決したのがReファインシステムです」

 現在、仕上げ材市場の大半を占めるのは、顔料によって発色させる「顔料発色」。だがこれだと色に立体感が出ない。しかし同社が開発したカラーセラミックスは、高温で色づけした陶磁器や天然石を砕いてブレンドする「骨材発色」。奥行きのある色合いと質感の良さが最大の特徴だ。

 「機能性を優先し、デザイン性をあきらめていたユーザーに、機能性も意匠性も兼ね備えた仕上げ材があることを知らせていきたい」

 創業は1917年。もともと煉瓦タイルの販売店だったが、1957年にカラーセラミックスを独自開発。以来、外壁仕上げ材に特化したメーカーとして成長。現在の年商は14億円だ。

 昨年からは、自社ブランドのみならず、取引先用に仕上げ材をカスタマイズする「ODM生産」も展開。希望のカラーやテクスチャーを実現し、取引先独自のオリジナル製品に仕上げて納品している。「住宅リフォームをメーンにしている中小ディーラーで販売数が伸びています。今後はODMにさらに力を入れていきたいですね」

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