光テック(高知県高知市)が3年ほど前から行っている「わくわくショールームツアー」が好評だ。同ツアーは、個別に問い合わせがあった希望者を対象に、高知市内の各メーカーショールームを巡り、水まわりの各設備機器を体験してもらうもの。年間平均5、6件ほど受けている。
高知市内では、現在約10社ある水まわり機器のショールームが激戦化しているが、ツアーを通じ「足を運んで、見て、触って、体験してもらう」ことでリフォームについて考え、最新機器の商品価値を知ってもらう。ツアーコンダクターは同社取締役で建築士の夕部美子氏が務める。
通常は、昼過ぎにトクラスの商品を展示するハウスデポ向陽ショールームの「ホームプラザ」に集合し、「タカラスタンダードショールーム」、「TOTOショールーム」、「LIXILショールーム」の順で巡り、展示する住設機器を見て回る。最後に有名店の午後の紅茶付きケーキセットを楽しんでもらい、解散する流れだ。ツアーをきっかけに商談に至ると、比較的平均単価の高い300万~500万円ほどの成約となることが多いという。
同社はリノベーションやデザインリフォームの案件に力を入れており、デザインコンテストでも過去何度か入賞。夕部氏が展開するリフォームブランド「ユー・ビー・マジック」などを提案する「ひとさじリッチのリフォーム相談会」も毎月開催している。
単価800万円以上の案件は年10件ほど獲得。全社売上高は、前期の2015年4月期決算は2億弱を達成、今期は2億5000万円ほどを目指す見通しだ。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1655号(2025/07/07発行)2面
-
1655号(2025/07/07発行)7面
-
1655号(2025/07/07発行)1面
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)25面