LIXIL(東京都千代田区)が、全国の20~60代のリフォーム経験者または検討者を対象に、リフォーム資金に関する意識調査を行った。平均実施金額は176万円だった。また「リフォームは自己資金の範囲内で」という意識が主流であることが明らかになった。
同調査はインターネットで全国対象に行われ、リフォーム実施者332人、検討者185人から回答が寄せられた。
リフォームに準備した・している金額は、100万~200万円未満がボリュームゾーン。次いで100万円以下、200万~300万円未満の回答も多数。実施者が実際に準備した金額の平均は249万円で、実施費用は100万~200万円未満が約20%と最多。
費用が自己資金を超えた場合どうするかに関しては、実施者の8割が「超えなかった」と回答。自己資金内で収める意識が浮き彫りになった。
リフォームローンの利用は、銀行8.4%、住宅メーカー3.0%と、利用率は非常に低い。
リフォームにおける悩みに関しては、検討者では「資金確保」が主。実施者では「相場が分からない」「見積もりが適正かどうか分からない」と、お金の悩みが多い。
リフォームローンの、金利ゼロキャンペーンなどの集客効果が疑問視される結果となったが、資金調達関連の分野が、未開拓のブルーオーシャンと見ることもできる。

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