阿部興業、「開く扉」をモチーフにした体感型ショールーム

Enjoy!Show Room　VOL.4

　阿部興業（東京都新宿区）が本社に隣接するショールームを全面リニューアルし、先ごろオープンした。ほどよく照明を落としたモノトーンの室内に、ドアや建具の木目が映える。円弧の配置が空間を有効活用し、多くのドアの展示を可能にしている。ドアを開く体験もできるショールームとして一新された。

シートタイプの内装ドアを扇形に配置したコーナー。引き戸にはソフトクローズやはねかえり防止、閉めたときの照明が漏れない戸シャクリ加工がある

木製ドアや建具を通して豊かな生活を提案

入り口付近に展示されたseven doors。７つの商品群を展開する象徴的な存在

　新宿の喧噪（けんそう）を離れた新宿御苑に近い本社のビル２階に、阿部興業のA＆Kショールームがある。エントランスでは７つの扉が迎えてくれる。創立70周年を記念してデザインされた７つの扉"seven doors"だ。同じドアをベースに、それぞれのコンセプトごとに同社の技術やアイデアを盛り込んだ。

　ショールームには、このseven doorsをはじめ、防火・防音ドア、玄関ドア、内装ドア、建具、造作家具、床・階段等の資材関連の７つの商品群を展開。中でももっとも大きなスペースを占めているのが、各種ドアの展示だ。

壁面も無駄なく、ホテル・集合住宅用のドアを展示。動かすことはできないが、色や質感を比較参照したうえで、デザインをオーダーすることもできる