大建工業(大阪府大阪市)が省施工、高機能な室内ドアを開発した。既存枠や壁を壊さずに取り付けが可能な「アウトセット開き戸」や、現場で高さや幅がカットできる「カットフリー製品群」のほか、通風を確保する「通すデザイン」など、いずれもリフォームに向いた商品だ。
ドア枠まわりの壁やクロス工事不要の「アウトセット開き戸」
省施工のアウトセット開き戸
「アウトセット開き戸」は省施工がポイントだ。従来の室内開き戸では、ドア交換に伴ってラッチ部分の処理も合わせて行うため、受け側のドア枠まわりで壁やクロスの工事が必要だった。
「これまで当社でも、壁を壊さないアウトセットのドア改修は『引き戸』という選択肢しかありませんでした。しかし壁付けの条件などでは、引き戸にできないというケースも多いのですね。そこでラッチのボルトを、ドアの上部で出入りさせるという新発想で、アウトセットの開き戸を可能としました」(住空間事業部 事業企画課・吉田達也課長)

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