近年の健康意識の高まりを受け、有害な化学物質を含まない、漆喰や珪藻土などを使った塗り壁への注目が高まっている。カラーバリエーションも豊富で、塗り方次第でさまざまな模様が楽しめるため、インテリア性も高い。
珪藻土を主成分にした壁の内装例。落ち着いた風合いで洋室にもマッチする。
写真提供/四国化成工業
環境によく安全なエコ素材
左官職人の手で何層も塗り固める塗り壁は、接着剤で貼るクロスに比べ、施工に時間がかかるデメリットがある。しかし、湿気を吸ったり吐いたりする調湿効果や、クロスにはないナチュラルな味わいは、塗り壁ならではの魅力だ。
代表的な塗り壁は、漆喰と珪藻土。漆喰は、消石灰に砂と糊、麻の繊維などを加えたもので、硬くて強い表面と耐水性が特長。ツルツルとなめらかな仕上がりになる。
漆喰の塗り壁。独特の質感が、天井や階段コーナーなど汎用的に使える。
写真提供/富士川建材工業

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