ひつじインキュベーション・スクエア、シェア住宅サイトがつくる人気オフィス

登録利用者数100人超

　開業から4年近く常に人気となっているシェアオフィスが「PoRTaL（ポータル）」。これを運営するのは、シェア住宅紹介サイト「ひつじ不動産」を展開するひつじインキュベーション・スクエア（東京都渋谷区）。「じぶんたちのほしいオフィスをつくった」と言う代表の北川大祐マネージャーに聞いた。

渋谷にある古ビルの3階フロアすべてを改装。広さは350平米

ここはシェアの実験場

　JR渋谷駅から徒歩3分。真新しい商業ビルが立ち並ぶ一角に、「ポータル」はある。築40年を超える古ビルの3階フロアを全面リノベーションし、2012年から運営を開始した。

　入り口をくぐると、350平米の広々とした空間が目の前に広がる。中央に会議室がある以外、空間を隔てる壁はほとんどなく、開放感あるつくり。時間帯によって利用状況は異なるが、常時30人ほどの利用者でにぎわっている。一般に公開するのはもちろん、自社オフィスとしても活用している。

席はフリーアドレス。自分の気に入ったデスクで仕事できる

　シェア住宅情報サイトを運営する同社が、なぜオフィスをつくったのか。