地域で強いリフォーム会社は？【大分・熊本・宮崎エリア編】

≪第16回 大分・熊本・宮崎エリア≫

　南九州エリアの有力リフォーム会社はどこか―――。全国のリフォーム会社を調査する本企画。九州エリアで福岡に次ぐ存在の大分は、売上高10億円以上が3社を数え、「太陽光」「リフォーム」「工務店」と、福岡同様異なる業態がリフォーム分野で覇を競う。

業態を異にする大分トップ3

　まず大分県の上位企業について見ていく。トップは、大分市が本拠で、太陽熱温水器では全国企業の朝日ソーラー。売上高19億円で、20億円に迫る。

　別府市が本拠で、リフォーム本業の榮建リフォーム・システムが、売上高12億7000万円。大分市が本拠の工務店、日本ハウジングが、売上高11億円で続く。

　上位3社の業態がすべて異なる大分1位の朝日ソーラーは、太陽熱温水器（ソーラー）、太陽光発電システムのほか、エコキュート、IHクッキングヒーター、石油小型給湯機、24時間風呂など幅広く製造・販売・施工・保守を手掛けており、本社を含め全国に23拠点を展開する。

　2位でリフォーム本業の榮建リフォーム・システムは、注文住宅・不動産仲介・リフォームの各事業部によるグループを形成。トータルで不動産仲介（戸建て・マンション）とリノベーション計画を専任の建築士（宅地建物取引主任者）が同時にサポートするワンストップサービスに取り組んでいる。

《大分県》

宮崎は都城勢が制する

　宮崎県トップは松元建設（都城市）で、売上高は7億2000万円。同社は、大工、左官、設備、塗装、電気の社員施工を行っている会社。デザイン性だけではなく、温熱環境・耐震性能にこだわったリフォーム・リノベーションを提供する。