リフォーム顧客は「リビ充」志向
「今のリフォーム顧客は、何よりもまずリビング重視」。そう語るのは、リクルート住まいカンパニー(東京都中央区)が発行するリフォーム雑誌「SUUMOリフォーム」の福澤佳恵編集長。SUUMOが提唱する新たな住まいトレンド「リビ充」について解説してもらった。
夫婦2人子供1人の例。広いリビングに、ソファ、ダイニングテーブル、ハンモックなど、家族それぞれの居場所をつくった
忙しくてもだんらん不可欠
聞きなれない「リビ充」という言葉。SUUMOが現代のリフォームトレンドとして提唱しているものだが、一体何を意味するのか。
福澤編集長は、「リビング充実のことです。リビングを中心として家族だんらんを過ごしたいという既存のニーズだけでなく、同じ空間を共有しながらも、それぞれの時間を楽しむという考えが高まってきています」と話す。
このトレンドを読み解くキーワードが「共働き」と「スマホ」。共働き世帯が増加したことで、家族が一緒に過ごす時間も減少。そのため、朝食、夕食の時間など、限られた家族とともに過ごす時は、最大限良いものにしたいと考える人が増えている。
またスマホの一般化も見逃せない。自分の部屋に戻らなくてもスマホで音楽を聞いたり友達とチャットしたり、自分だけの時間をリビングにいながら過ごせるようになった。

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