愛知県のリフォーム会社、安江工務店(愛知県名古屋市)が県外に進出する。同社は8月21日に兵庫県神戸市内の会社「N-Basic」を買収、子会社化した。この企業は新築とリフォームを行う創業15年の工務店で、前期の年商は1億3000万円。
「年商95億円計画」の足がかりに
同社は今後N-Basic社を足がかりに神戸市内でドミナント戦略をとる考え。具体的には、4年をめどに市内に4拠点を展開し、1拠点3億円、合計12億円の規模まで拡大させる考えだ。
買収の理由は2つ。1つは同社と同様に自然素材の建材を活用していることから、企業のブランディングを大きく変更させることなく展開でき、また材料の共同仕入れなどでコストの削減を行える点。2つ目が、ある程度OBがおり、早期に事業を伸ばせる点だ。N-Basic社はすでにOBを1000件抱えており、ゼロから神戸市内で拠点を立ち上げるよりも早く収益化ができると判断した。

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