ホテルの建材は「地元」にこだわり
11月20日から22日までの3日間、東京ビッグサイトで「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」が開催された。同展示会のアトリウム特別企画「Hello,NEW LOCAL」をUDS(東京都渋谷区)がディレクション。同社は、ホテルや商業施設の企画から設計、運営までを手がけ、町づくりに携わっている。「ローカル」をテーマにしたコーナーとなった。
「の」の字を意識した展示
ぐるぐる回る通路に鏡を多用
「Hello,NEWLOCAL」のエリアでは、「ローカル」をテーマにインテリア照明や家具、食器など日本の商材を「旅」に見立てて展示。ブースは「の」の字を書くように並んでいる。「こういった展示会では、来場者はどこを見たかわからなくなってしまいがち。一方通行で、見落とさずにぐるぐると見て回ることができるようになっています」と塚本加世子氏。
出展者と来場者をつなぐ日本地図
会場では日本地図が描かれたトートバッグを販売。来場者は、自分の出身地に「hello」と書かれたバッチを取り付けることができる。各ブースにも日本地図が描かれたボードが設置され、出展者の出身地や会社の所在地が一目で分かるようになっている。これには、出展者と来場者の関係を超えた「ローカル」が繋ぐ出会いの場にしたいという同社の想いがある。「出展者は取引先と挨拶するばかりで、来場者と深いコミュニケーションがとれないことが多い。ローカルな会話で距離を縮め、新しい繋がりが生まれたら」と塚本氏は語る。
自分の出身地にバッチを取り付けられるトートバッグ

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