リフォーム契約後は、その後の「現場づくり」こそが大切になる。施主のストレス、近隣トラブルを回避する「現場づくり対策」を、『リフォームセールスマガジン』から紹介する。
今回は、必須の近隣挨拶の件数を、現場状況によって変更した実例。
実例:「袋小路の現場」は13軒挨拶に
袋小路にあり、なおかつ道幅の狭いこの現場実例では、路地沿い13軒すべてに挨拶に回った。
Point! 挨拶は施主と業者一緒に、1週間前までに
手土産のタオル
近隣挨拶文の内容は(1)どの家で工事をするか、(2)ざっくりした工事内容、(3)迷惑を掛けないように工事すること、(4)工事期間、(5)工事時間、(6)休日はいつか、(7)音の出ない工事は休日に行うかもしれないこと、(8)連絡先など担当者の名前と携帯番号
近隣挨拶文
近隣挨拶の件数は状況によって変える
ヨシダクラフト(栃木県宇都宮市)
吉田武志 社長
7大 リフォームの近隣トラブル
●工事音がうるさい
●塗料のにおいが臭い
●外壁吹付塗装は飛散が不安がられる
●ほこりが舞う
●工事車両が通行の邪魔
●普段のように車の出入りができない
●見慣れない工事関係者が不安、職人・現場監督が怖い
◆現場によっては10軒以上挨拶を
近所の工事は、近隣のストレスやトラブルのタネになる。通常は、向かい3軒+両隣2軒、裏3軒の計8軒の挨拶が基本。しかし現場によって臨機応変に、10軒以上でも挨拶するのがいい。不在の場合は、挨拶文と手土産のタオルをポストに入れておく。
Reform Sales Magazineに登場
今回実例を語ってくれた吉田社長は、住まい手に愛着を持たれ、「暮らし継がれる住まい」が良い家だと考え、それを目指して家造りをする。創業が明治32年(1899年)の老舗工務店。
