~業務効率化大作戦 01 CAD~
働き方改革が叫ばれる中、業務の効率化は、労働集約型のリフォーム会社にとっても避けて通れない大きな問題になりつつある。近年はITや業務を支援するシステムの発達によって、業務効率化を実現する企業も増えてきている。
年々、見込み客へのプレゼンのレベルは上がってきており、図面やパースを作成する3次元CADの性能も上がってきた。グラフィックはよりきれいに、リフォーム後を仮想体験できるVR機能やウォークスルー機能などはすでに当たり前になりつつある。性能が上がれば、ソフト自体がパソコンにかける負荷も高くなり、高性能のコンピューターが必要になってくる。低い性能のパソコンでは、ソフトの動作が遅くなり、作業にかかる時間も余計にかかってしまう。とはいえ、設備投資に限りもあり、常に理想的な環境を実現するのは難しい。
大型物件でも軽快に描けるウォークインホーム
こうした状況に対し、ソフトの根幹となる部分の完全刷新を実現したのがDTS(東京都中央区)の「ウォークインホーム」だ。これまで使用していた海外製のCGエンジンをオリジナル開発して置き換えた。特にこだわったのは速さの実現。それほど高性能でないコンピューターでも快適な作業性と業務効率の改善を処理速度の向上によって実現した。現行版に比べると処理速度は2倍以上という。処理速度の向上により、大型物件の図面作成や3Dパース編集の操作性も向上している。

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