新型コロナの影響でリフォーム会社も営業戦略の転換に迫られている。「外まわりリフォームの営業に切り替えました」。こう話すのは京滋リフォーム広(京都府京都市)の亀田佳明社長だ。同社は水まわり系のリフォームを軸としているが、トイレ、キッチンなどの住宅設備の納品が遅延しているため、営業方針を変えた。「提案してもモノが入ってこないので、迷惑をかけてしまいます。今は塗装や外構の営業にしています」(亀田社長)。
異変に気づいたのは2月に入ってから。メーカーや建材販売店からの情報で、納品遅延が出る可能性を知った。「3月に工事する分の注文を入れました。いつもはその都度注文するのですが、事前に発注しておかないとマズいなと思ったからです」。それでもある現場のトイレがなかなか入ってこなそうだったので、「保険」としてアマゾンでもトイレを1台注文をしておいた。予定通りトイレは入ったものの、アマゾンに注文したトイレは予定より3週間遅れで納品された。「1台在庫があるわけですが、それもすぐに無くなってしまいました」(亀田社長)。

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