新型コロナの感染拡大を受けて、住宅ローン選びにも変化が出てきた。オンラインでの住宅ローンサービスを提供するMFS(東京都千代田区)では、経済不安と健康リスクの高まりから借り換えが伸びてきている。中山田明社長はこう話す。「住宅ローンに付随する団体信用生命保険(以下「団信」)に、がんやその他疾病保障が付いたローンも出ています。新型コロナウイルスによる脅威が叫ばれている今日、金利的なメリットがなくても病気や怪我により働けなくなった場合に備えて、疾病保障付きローンへ借り換える方も増えています」。
また、景気悪化により、住宅ローンの返済が滞る事態も想定される。「金融機関がそのリスクに対応するため、住宅ローンの審査基準の厳格化や金利を引き上げることにも繋がります。まだ可能性としては低いですが、住宅購入を考えている人は早めにローンを確保しておいた方がいい」(中山田社長)。

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